本校の北東斜面に大きく広がる学校農園で草刈り、育苗など初夏の農作業が本格化してきました。6月早々にトラクターで畑を耕し終えるとまもなく、こども学科や介護福祉科の学生らが種まきや苗の移植に取り掛かることになっています。
留萌管内初山別村にある社会福祉法人新生会の障がい者支援施設「風連別学園」から、今年も野菜の苗をたくさん寄贈していただきました。同園で野菜や花づくりを担当している職員、矢野明さんは本校の卒業生で、介護福祉科2期生のころは初代校長、故三浦喜多治さんから耕生活動の指導を受け、学校農園で校長と一緒にカボチャなどを育てた思い出があります。本校教諭、新田成彦先生とは同期の仲でもあり、矢野さんは今も母校の農園への応援を続けています。
風連別学園から贈られた苗はオクラ、ズッキーニ、キュウリ、トマト、ミニトマト、枝豆、ナスの7種類で、いずれも茎が太く、緑の葉を勢いよく伸ばしている健苗です。
左が農機具、肥料などの資材倉庫、右のブルーシート掛けが水場、中央がビニールハウス
新型コロナウイルス感染防止のための学校休業など、ことしは困難な情勢が続いていますが、それでも農園の作業はビニールハウスのビニール張り、水場のブルーシート掛け、草刈りなどから始まり、まもなく畑の耕しにかかります。
斜面の草刈り、地ならしを確実に広げている新田先生は「宿根草やハーブを増やして将来は一面のガーデニングになると、楽しいだろうな」と、お花畑も構想している。
留学生の農園作業参加はユニークで、タイやベトナムの学生らはカボチャの花や茎までおいしく料理して、日本の学生を驚かせたりする。今年も留学生は農園でどんなパフォーマンスをするのか楽しみです。