北海道新聞の2019年11月10日付け朝刊に「地域の介護　広がる外国人」「上川3町発の奨学金制度　道北5町村も参加」の記事が載り、本校が取り組んでいる外国人留学生の介護福祉科での授業などが詳しく紹介されました。

　記事で紹介されている「外国人介護福祉人材育成支援協議会」は、今年4月に東川町、鷹栖町、幌加内町の3町と本校、そして３町内の７つの介護施設で創設され、その後、愛別町、浜頓別町、枝幸町、猿払村、滝上町と参加する町村も増えて、外国人の介護福祉士を受け入れる輪が広がっています。

　協議会を結成した背景には、介護職員の不足が深刻な状態になっていることがあります。その人材養成機関として日本語学科と介護福祉科を持つ本校の強みが存分に発揮され、外国人留学生が介護福祉士の技術を修得して、道内の福祉施設で活躍するようになってきました。介護福祉人材の確保に苦心している市町村がこの協議会の奨学金制度に注目して、地域の介護に外国人介護福祉士を採用する動きが広がってきているという内容です。

　記事に添えられた写真は、介護福祉科のベトナム人奨学生グエン・バン・ナムさんらが介護実習を受けているシーンで、写真説明には「外国人奨学生は地域の介護現場を担う人材として期待されている」とあります。

　本校は介護福祉士養成施設としては道北エリアで唯一の養成施設であり、日本語の教育機関としても充実し、外国人留学生の日本語能力試験では学生たちの奮闘が実って非常に良い成績をあげています。これから注目度はますます高まり、本校の果たす役割は大きくなっていきます。