駐札幌大韓民国総領事館のパク・ヒョンキュ(朴賢圭)総領事が奥様と一緒に11日、本校を訪れ、三宅良昌校長と懇談しました。パク総領事は2017年12月に札幌に着任してから東川町を2回公式訪問しており、今回が3度目ですが、本校を訪れたのは初めてです。「大きな市ではない、この東川という小さな町に、韓国交流協会があって、しかも交流を永く続けていること、留学生が韓国から学びに来ていること、とても嬉しいです。東川町を私がどんどん好きになることは、これはもう、しょうがないことです」などと話しました。
パク総領事夫妻は東川町韓国交流協会の西川哲夫会長、森田栄事務局長の案内で訪れました。日本と韓国の文化交流について夫妻は「韓国での日本文学の翻訳は30年前から始まっていて、ベストセラーに13冊も入っています」「韓国では一般の暮らしのなかに日本の文化が自然に入っています」などと話し、特に日韓交流について結成から30年以上の歴史がある同交流協会の存在、活躍ぶりに感心していました。西川会長は国際交流会館「マ・メゾン」の館長でもあり、留学生たちの〝東川の父親〟のような存在でもあります。
校長の案内で介護福祉科の授業を見て回り、韓国から介護福祉を学ぶために留学している夫婦一組と女子学生の2年生3人の存在に心強く感じた様子でした。
東川町に留学生を最初に受け入れたのは1989年6月、学校法人北工学園「北海道情報処理専門学校」で、1期生は5名でした。三宅校長は「東川は今、250名から300名の留学生がおりますが、本学園が韓国から受け入れたのがそもそもの始まりです」と説明、今後も留学生を積極的に送り込んでほしいと要請しました。
森田事務局長は「パク総領事は登山、スキーが大好きで、旭岳にはプライベートでよく来ていらっしゃいます」とのこと。12日は総領事館主催の「韓国家庭料理教室」を保健福祉センター2階調理実習室で開催します。総領事館の実務官が来て、韓国料理に腕を振るうそうです。