介護福祉科の「実習報告会」が13日、14日の二日間にわたって行われました。通算3回目で27期生32名が実習の成果を報告しました。
介護福祉科の実習は「幸せ実現のために」を主題に、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、地域密着型特別養護老人ホーム、障がい者支援施設などで行います。(卒業単位の一部)
担当させていただく利用者様のこれまでの生活状況と、介護が必要となった経過を聞き、現状を把握します。課題を洗い出して介護計画を立案し、目標を設定します。援助を実行する中から課題が解決されているか検討し、調整していきます。実習先の職員の皆さんから様々なアドバイスをいただき、介護福祉士へ大きく前進する機会となります。
留学生も同じように実習します。
実習のメニューは変わりませんが、国民性や生活習慣の違いなどで介護の捉え方に違いがあるのかなど、学生も大きな関心を持って報告を聞いていました。
介護福祉科の学生全員で個々の事例を共有し、これからの勉強に役立てるのが「報告会」の目的です。報告後の質疑応答やアドバイスも大変活発です。
今回は、道内13か所の施設で実習させていただきました。
32名全員の実習報告には時間もかかりますが、同じ施設で実習してもそれぞれの感じ方や工夫の仕方に違いがあり、あっという間に時間が過ぎていきます。報告会が終了するころには、下級生も併せ、大きな自信を手に入れます。