21名が晴れの旅立ち
日本語学科9期生の卒業式
を9月11日午前10時から第
2校舎講堂で行い、日本語
を1年6ヶ月間、懸命に学ん
だ21名が晴れやかな表情で
巣立ちました。
学校法人北工学園・磯田憲一理事長が卒業を祝って、「失敗をしてもそこでくじけることなく、それを良いチャンスととらえることで次への頑張りになるはずです」などとエールを贈りました。
三宅良昌校長は、「人間は、人を幸せにするために生きている。勉強は人の幸せのためにするもの、これからどこにいても勉強を続けてほしい」と激励しました。
来賓を代表して松岡市郎町長から祝辞をいただき、「町民にとって自慢であり誇りであるこの学校で留学生が元気に学んでいるおかげで、東川町は元気の良い町だと評価されています。皆さんは夢を自ら切り開いてゆくことでしょう。遠くからですが見守っていきます」と語り掛けました。
在校生祝辞は10期生、タ ティ マイ フオンさん(ベトナム)が述べ「先輩たちから優しくしていただき、話すと悩みは半分になり、喜びは2倍になるとおっしゃったことで、ここで頑張れると思いました」と振り返り、卒業生に感謝しました。
卒業生代表、ウアアラヤ ウサーさん(タイ)が「言葉も文化も違う大きな壁に何度もぶつかり、だんだん自信を失っていったとき、町の人たち、先生のおかげで私の心に明るい光が差しました。勉強の継続はもちろん、日本の心、東川の心を受け継ぎ、大きく育てていきます」と答辞を述べました。
卒業式の後は午餐会となり、大勢の来賓、教職員に囲まれた卒業生は学び舎での思い出を語り、友情を確かめ、楽しいひと時を過ごしていました。
卒業生は、道内など国内での就職が決まっているのをはじめ、帰国して母国で活躍するなどそれぞれ社会人としての道が待っています。