東川町と国際姉妹都市提携を結んだロシア連邦サハリン州アニワ市のラザレフ・アルチョム市長ら8名の訪問団が17日午後、旭川福祉専門学校を視察に訪れました。留学生も一緒に学ぶ介護福祉科の授業を見て、アルチョム市長は「アニワと東川の学生の交流が始まると、面白いことです」などと話し、留学に興味を示していました。
アニワ市議会のプロトニコフ・アレクセイ副議長を握手で迎える三宅校長
介護福祉科の授業を見た一行は、続いて、入浴実習室や介護実習室で介護福祉科・富塚稔学科長から実習について説明を受けますと、設備の整った教室にも感心した様子でした。
介護の授業を実際に見た一行からは「介護を受けられない人はいないのですか?」などと日本の福祉制度について質問が集中し、本校での人材育成、教育にも興味を示し、「アニワからここへ留学するにはどうすればよいのでしょうか」など入管ビザ、修業年、学費、奨学金などの支援システム、学生会館について、たくさんの質問がありました。
食事も整った国際交流の学生会館があること、東川町と本校とによる手厚い支援システムがあることを知ったアルチョム市長は「交流が始まりますよ。おもしろいことです」と喜んでいました。
アニワ市はサハリン南部にあり、オホーツク海のアニワ湾に面していて、人口は約2万人です。