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2020.9.12 お知らせキャンパスニュース ローズマリーで健康な暮らしを

 さわやかな香りを充満させるハーブ「ローズマリー」の鉢植えを家に置いて暮らすと、きっと健康増進に役立つはずという「東川ローズマリープロジェクト」の調査研究が9月8日から11日まで、本校の地域生活支援センター「ふれ愛の郷」で行われました。

一通りの検査を終えた方に松家農園で育てたローズマリーの鉢植えを手渡す松家源一さん(右)=「ふれ愛の郷」前で

 調査に協力する42名の町民が訪れ、免疫機能などを調べる採血や血圧測定などを受け、町内の松家農園で育てられたローズマリーの鉢植えをそれぞれの家へ持ち帰りました。ローズマリーの揮発成分が健康増進にどのような効果があるかをこれから3カ月かけて、旭川医科大学医学部の教授らが検証します。本校もローズマリーガーデンを造成するなどプロジェクトに参加していて、健康発信の拠点になりそうです。

 

東川すこやかくらしプロジェクト 松家源一会長
東川すこやかくらしプロジェクト 松家源一会長

  ローズマリーの栽培と、その香りが健康増進に役立つことに着目したのは東川町内の農家、松家源一さんで、友人の佐々木茂雄さんらと「東川すこやかくらしプロジェクト」を立ち上げました。昨年はローズマリーをびっしり植えたビニールハウス内を希望者に開放し、本校の学生が香り成分で満たされたハウスで一定時間過ごす実験に協力しています。 松家さんは福専とのかかわりになると、嬉しそうに話が止まりません。「ローズマリーの心地よい香りは精神的な疲労回復に効果があり、認知症予防に役立てるという研究もあります。健康な香りに満ちた東川をイメージした時に真っ先に思い浮かんだのが旭川福祉専門学校のことで、三宅良昌校長に相談して快諾をいただき、新田成彦先生をはじめ大勢の先生、学生さんたちの手で苗を植えていただき、福専ローズマリーガーデンが出来ました。今年は、氷点下23度まで大丈夫という耐寒性の強い品種を見つけ、苗を増やしましたので、秋には千株を福専のガーデンに移植してもらいます。ローズマリーで町民の健康と福祉の向上を促進するというプロジェクトの目標は、福専にぴったり当てはまります」

 

 

 今回の調査は東川町の「未来チャレンジ活動支援事業」となり、医大からは社会医学講座の吉田貴彦教授らが訪れ、血圧測定、動脈硬化度測定、指先に光を当てて測る最終糖化産物測定、血液による一般検査や免疫機能検査、生活に関する質問などを一人ひとりに丁寧に行っていました。

 協力した方たちは、ローズマリーが香る暮らしを3カ月間続けた後、再び同じような健康チェックを受け、揮発成分が健康増進にどのような効果があったかを検証して実証データが蓄積されます。

 

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