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2021.11.25 お知らせキャンパスニュース 令和3年度外国人材受入のための講演会及び説明会を開催

外国人介護福祉人材育成支援協議会が主催する「令和3年度外国人材受入のための講演会及び説明会」が開催されました。

 コロナ禍で延び延びになっていましたが、11月25日(木)、東川町内の複合交流施設せんとぴゅあⅠ講堂で開かれました。講師お二人の講演のほかに、本校の介護福祉科の先生たちが在留資格変更手続きや卒業後の国家資格登録などについて詳しく説明しました。

外国人材受入のための講演会及び説明会

昨年はリモートによる開催でしたが、今年は上川北部地方で大雪になるなど悪天候にもかかわらず20市町村、20施設から約60人が参加しました。

 

 開会にあたって、東川町の市川直樹副町長が協議会を結成した経過などを話し「3町と11の施設でスタートしましたが今は21市町村の会員、13市町村の賛助会員となりました。コロナ禍で海外から留学生が入国出来ない厳しい状況にありますが、旭川福祉専門学校介護福祉科には現在、外国人留学生2年生が17名、1年生が24名学んでいます。4月から卒業生が各施設へ就職しますので、留学生の希望と施設が求める要望をマッチングさせていかなければなりません」と、講演会と説明会の意義を説明しました。

 

 

講   演

講師は、一般社団法人キャリアマネジメント研究所代表理事、千葉祐大さん(東川町出身)
社会福祉法人鷹栖さつき会 さつき苑 施設長  波潟幸敏さんのお二人

 

「外国人を孤立させないで」と話す キャリアマネジメント 千葉代表

 千葉さんは、「北海道内の介護施設では外国人材数が5年で6倍に増え、受け入れている施設も4倍の215施設になりました。2025年には介護人材の不足が2万人になる統計があり、外国人材はますます必要になります」と状況を説明。施設のアンケートでは「外国人材が入ることで利用者と家族が喜び、雰囲気が明るくなった」という事例が多いと紹介し、地域のボランティアが留学生を見守る「バディ(相棒、仲間)」の事例を紹介しながら「外国人材を孤独にさせないように職場全体でウエルカム、圧倒的な歓迎で職場環境を整えること、やさしく分かりやすい日本語を使うことが大事です」などと話しました。

 

 

「外国人が活躍し、輝けるような環境を」と講演する 鷹栖さつき苑 波潟施設長

 今年春に本校の卒業生を受け入れた「鷹栖さつき苑」の波潟施設長は「施設だけではなく鷹栖町も住民も一体となって外国人材を迎えています」「卒業するとすぐに学生寮を出なければなりませんので引っ越しサポート隊が迎えに行き、家具や食器などの生活必需品を役場職員や施設職員の寄付で整えました」と具体例を話しました。若者たちがベトナム料理を作って一緒に昼食会を開いたり、卓球大会を開くなど、外国人が活躍し、輝けるような環境を目指しているたくさんの事例を挙げていました。

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