Asahikawa Welfare Professional Training College
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2019.11.28 お知らせキャンパスニュース 訓子府町、中川町 本校の視察相次ぐ
留学生に質問する訓子府福祉会の皆様

 「日本語学科」と「介護福祉科」を持つ本校では、日本人学生と外国人留学生が一緒に介護福祉を学んでいて、東川町などが広域で組織した「外国人介護福祉人材育成支援協議会」の中心的役割も果たしていることから、介護福祉の人材を求める道内自治体や施設からの視察が相次いでいます。11月27日(水)には網走管内訓子府町と社会福祉法人訓子府福祉会の一行9名と、上川管内中川町の町議会議員ら6名が来校し、本校の外国人介護福祉人材養成について理解を深めていました。

 社会福祉法人訓子府福祉会は特別養護老人ホーム・老人デイサービス「くんねっぷ静寿園」、ケアハウス「ほなみ」を運営しています。一行を代表して佐藤正好施設長が「経営は厳しいのですが、それ以上に人材の確保で非常に困っている」と話し、「旭川福祉専門学校が取り組んでいる外国人留学生の介護福祉士養成の仕組みを勉強にきました」とご挨拶がありました。

 三宅良昌校長が「本校の介護福祉学科卒業生1人に100件の求人があり、学んでいる留学生は日本人学生より多く60%にもなります。外国人を採用している施設は79%が日本人よりも良いと答え、まあまあ良いを加えると85%にもなります」と、実績を紹介しました。

 続いて黒田英敏副校長が昨年12月に組織された「外国人介護福祉人材育成支援協議会」について詳しく解説しました。東川、鷹栖、幌加内、浜頓別の4町と本校、各社会福祉施設で結成され、参加自治体、施設は留学生を奨学金で応援し、卒業後は支援した町、施設で介護福祉士として現場の中心的役割を果たしてもらう仕組みです。協議会へ参加する町、施設は増えてきて、マスコミでも紹介されるようになりました。

 介護福祉科1年のグエン・ジエウ・ミーさん(ベトナム)とスピナ・タクシナーさん(タイ)の二人が「日本語の授業は難しく、特に漢字が難しいです」「日本で働きたいです」などと、福祉会の皆さんの質問に答えていました。

 一方、中川町からは上川町村議会議長会会長でもある佐藤輝雄議長ら5名の議員と町議会事務局職員が来校。平戸繁常務の案内で第1、第2の両校舎を視察したあと、磯田憲一理事長と懇談しました。

 磯田理事長は留学生について「国を遠く離れ、東京や札幌ならいざ知らず、まったく分からない東川町へ来てくれたことに感謝しています。地球人として接し、志のある留学生を介護福祉の道へ導き、北海道への信頼を高めたい」などと思いを伝え、協議会への参加を呼びかけました。

 校内視察では第2校舎にある「SATO社会保険労務士法人」事務所にも立ち寄り、授業を終えた留学生がアルバイトをしている様子も見ました。社会人の第一歩となる社会保険、雇用保険などの書類を、個人情報を守りながら正確に整理していること、留学生に許された時間内でのアルバイトで学業が優先の本校の実践を紹介しました。

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